肥満の原因と症状
皮下脂肪型
皮下脂肪は、皮膚の近い部分に蓄積される脂肪で、指でつまめる脂肪のため、見た目に現れやすいという特徴があります。男性よりも女性の方が増えやすく、病気のリスクは、あまりありません。役に立つこともある脂肪です。お尻や二の腕などに脂肪が多く付きます。女性ホルモンの分泌によるものとも考えられ、外部の衝撃から身を守るために、皮下脂肪が付きやすくなっています。
内臓脂肪型
内臓脂肪とは、内臓の周りにつく脂肪のことです。内臓脂肪は体の内部にあるため摘むことができない脂肪です。皮下脂肪とは逆で、女性より男性の方が増えやすく、生活習慣病の原因となる脂肪です。お腹だけがポッコリと膨れた状態で、実は内臓脂肪の量は多い人は、隠れ肥満です。内臓脂肪が異常に多いことで、生活習慣病の原因となる、血中の中性脂肪やコレステロールが増えたり、インスリンの働きを低下させ血糖値を上昇させたりして、悪影響を及ぼします。生活習慣病のリスクが大幅に高まります。
原因
皮下脂肪型も内臓脂肪型どちらも運動不足や食生活の乱れなどにより、消費エネルギーよりも摂取カロリーの方が上回っていることが原因です。
肥満防止・ダイエットに役立つ乳酸菌の選び方
腸内には、善玉菌と悪玉菌のほかに日和見菌がいます。善玉菌が2、悪玉菌が1、日和見菌が7の割合が理想のバランスです。実は、この7割を占める日和見菌に属している「デブ菌」と「ヤセ菌」が、肥満改善にとても大切な役割を担っています。
「 デブ菌」と「ヤセ菌」の働き
食べた物は、すべて体に吸収されるわけでなく、不要なものは外へ排出されます。しかし、デブ菌は、本来なら外へ排出するはずのものを脂肪に溜め込むので、太りやすい体質をつくる原因になります。一方、ヤセ菌は、短鎖脂肪酸をつくり出します。短鎖脂肪酸には、脂肪に働きかけて余分な脂肪を溜め込まないようにしたり、筋肉に働きかけて脂肪を燃焼させたりする力があります。これが、太らない体質をつくる元になります。デブ菌4に対してヤセ菌6が理想のバランスです。デブ菌は、脂肪分の多い食事を、ヤセ菌は、食物繊維や酵素を好みます。ヤセ菌が好むものを中心に食べ、デブ菌の好む脂肪分を控えることで、ヤセ菌が増える環境をつくることができます。
ダイエットに乳酸菌
たくさんある乳酸菌の種類の中から、ダイエットに有効な働きをする乳酸菌です。さらに、自分に合う乳酸菌を見つけることも大切です。
- ガセリ菌SP株…脂肪吸収を抑え排泄、内臓脂肪や皮下脂肪、体重減少、血液中のコレステロールも減少
- LP-28株…肥満予防、脂肪肝改善作用
- TUA4408L株…血中総コレステロールの低下、脂肪肝を防止する作用
- スマート乳酸菌…カテキンの吸収率を上げる作用
- R037株…血中の中性脂肪を下げる作用
- LGG乳酸菌
- クレモリス菌FC株
- ビフィズス菌G9-1株
- 乳酸菌CP1563株
- ビフィズス菌・Bifix
- ビフィズス菌B-3
肥満防止・ダイエットの効果が期待できる乳酸菌の種類
植物乳酸菌LP28株 |
LP28は龍眼という果物から分離した植物由来の乳酸菌です。一般的な乳酸菌は胃酸に弱い特徴がありますが、植物乳酸菌LP28は胃酸や胆汁液に負けることなく生きて腸に届きます。すぐれた整腸作用があるほか、抗肥満作用があることでも知られています。マウスにLP28を与えたところ、肥満抑制作用が明らかになりました。ヒトに対する試験でもLP28に抗肥満作用があることが確認されました。BMI値25から30の男女に対し、一方のグループにはLP28の死菌を、もう一方のグループにはプラセボ食品を12週間摂取してもらいました。試験の結果、LP28を摂取したグループはBMIや体脂肪率が有意に低下したことが示されました。 |
高原安瀬平乳業 LP28 植物乳酸菌ドリンクヨーグルト |
ラクトバチルス・ガセリ菌SP株(SBT2055株) |
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ガセリ菌SP株は日本人由来の乳酸菌で、生きたまま腸に届くだけでなく、腸内に長く留まることが確認されています。腸に定着してさまざまな働きをするガセリ菌SP株ですが、ヒト試験では脂質吸収抑制作用があることが分かりました。健康な男女を2つのグループに分け、一方のグループにはガセリ菌SP株を用いたヨーグルトを、もう一方のグループにはガセリ菌SP株を含まないヨーグルトを1週間摂取してもらいました。結果、ガセリ菌SP株を用いたヨーグルトを摂ったグループは、摂取後に糞便中の脂質量が有意に増加したことが分かりました。ガセリ菌SP株は脂質の吸収を抑え、体外へ排出する作用を持つ乳酸菌で、ダイエット効果が期待できます。 |
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恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト |
恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ |
フェカリス菌FK-23株 |
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FK-23株はヒトの腸から分離したヒト由来の乳酸菌です。FK-23株には、血中コレステロールと中性脂肪を低下させる作用があることが確認されています。高脂血症モデル動物を用いた実験では、動物にFK-23株を投与したところ、コレステロールと中性脂肪が有意に低下しました。加熱殺菌されたFK-23株は免疫細胞を強く刺激し、活性化することも確認されています。免疫賦活や抗がん剤副作用軽減、C型肝炎治療や感染防御などの作用も確認されています。腸内環境の改善や肺炎の抑制、血圧低下や抗酸化誘導能などの働きが明らかになり健康促進効果が注目されています。さまざまな特許を取得し、多くの論文や学会発表が行われています。 |
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プロテサンB |
美のフローラゼリー |
愛しとーと おなか快調宣言 |
甘くない乳酸菌の白い炭酸水 |
LGG乳酸菌 |
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LGG乳酸菌は健康な成人から発見された強い耐性を持つ乳酸菌です。一般的に乳酸菌は胃酸に弱く大半は死んでしまいますが、LGG乳酸菌は胃酸に負けずに生きたまま腸に届きます。クロストリジウムなどの悪い菌を減らし、良い菌を増やすので腸内環境が改善されます。便秘を改善し、免疫力を向上させアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。LGG乳酸菌には抗肥満作用があることも分かっています。動物試験やヒト試験では、粉末にしたLGG乳酸菌で作ったヨーグルトには、血中糖質の改善や糖の代謝改善の効果があることが示されました。LGG乳酸菌は世界のおよそ50の国で商品化されている、有効性や安全性が認められた乳酸菌です。l |
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タカナシヨーグルト おなかへGG! |
タカナシまるっとまるごと 北海道5.0 のむヨーグルト |
クレモリス菌FC株 |
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クレモリス菌FC株はカスピ海ヨーグルトに含まれている乳酸菌で、楕円形の菌体が鎖のようにつながった形状をしています。数多い乳酸菌の中でも生きたまま腸に届く特徴があり、腸内フローラのバランスが整えられ腸内環境を良好にします。整腸作用により便秘を改善し、免疫力強化によりインフルエンザなどのウイルス性疾患を予防します。花粉症やアトピー性皮膚炎のアレルギー症状を緩和する効果も期待できます。クレモリス菌FC株は、中性脂肪を低減させ血中脂質を改善するので、メタボリックシンドロームの予防改善にも高い効果が期待できます。血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防改善するなど、さまざまな健康効果があると注目されている乳酸菌です。 |
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善玉菌のチカラ |
カスピ海ヨーグルト |
ビフィズス菌G9-1株 |
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ビフィズス菌G9-1株は健康なヒトの腸から発見された菌で、数多くあるビフィズス菌の中でも定着性にすぐれていて主に大腸にすみつきます。乳酸と酢酸をつくり、腸内の悪玉菌の増殖を抑えます。G9-1株には便秘を改善し、花粉症などのアレルギー症状を緩和する作用があるとされています。コレステロール値を下げることも分かっていて、メタボリックシンドロームの予防改善効果が期待できます。血糖値の上昇を抑制し、糖尿病の予防や改善に対しても効果が期待できます。腸内環境のバランスはストレスや食生活の乱れ、加齢により崩れやすくなりますが、ビフィズス菌G9-1株を摂取すると腸内環境が整えられるので、健康促進効果が期待できます。 |
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新ビオフェルミンS錠 |